こどもの王国保育園について

保育理念

自分で考え 行動し 責任を持つ人を育てる

人はそれぞれ、唯一無二の魅力を持って生まれてくると私たちは信じています。
身体を動かすことが得意な子、手先が器用な子、リズム感に恵まれた子、色彩や空間デザインに優れた子…。

一人ひとりの存在は、決して同じではありません。
子どもたちには、それぞれの“自分らしさ”を大切にし、他者との違いを認め合い、力を合わせて生きていってほしいと願っています。

加えて昨今ではグローバル化がますます進み、様々なバックグラウンドや価値観を持つ人たちとの交流が増えています。
そのような時代だからこそ、たくさんの「違い」の中で、しっかりと己を持って生きていける人が求められています。
そのためには、周りにただ合わせるのではなく、自分の頭でしっかり考え行動できる人になることが大切なのではないでしょうか。

『自分で考え、行動し、責任を持つ』ことは、多様化する現代社会の中においても、そして日本であっても国外であっても、一人の人としての根幹を成す大切な力であると私たちは考えます。
自分の頭で考えた上で行動するからこそ、その結果にも責任が持てます。子どもたち一人ひとりが輝きを放ち、その子らしい人生を送るための土台を育んでいくことをが、私たちこどもの王国保育園の目指す姿です。

そのような子どもたちを育んでいくために、地道で丁寧な子どもたちへの関わりに加えて、私たちは多様なカリキュラムを用意し、実践しています。
英語はもちろん様々な言語を母国語とする外国人スタッフも常駐しており、英語を使ってのアクティビティはもとより、様々な分野でのプロフェッショナルが定期的に来園し、科学実験教室リトミックプログラミング茶道教室など、たくさんの刺激を子どもたちに届けています。

そんなこどもの王国保育園の特長を、本ホームページにすべて掲載しております。
ぜひご一読いただき、私たちの保育/教育方針をご理解いただけたら嬉しいです。

小規模園だからこそできる、温かくて奥の深い保育を実現しています

こどもの王国保育園の定員は、西池袋園、東日本橋園ともに30名(小学校入学まで在園可能)です。

異年齢の子どもたちが一緒になって生活を共にします。
核家族化が進み、様々な世代との交流が希薄になっている現代社会だからこそ、異年齢との交流が非常に大切になっていると私たちは考えます。

また少人数なので、スタッフも子どもたちも全員が全員のことを把握しており、子どもたちの声にもじっくりと耳を傾けることができます。大規模園のようなダイナミックさはありませんが、小規模園だからこそできる、より丁寧で緻密な保育の場を実現しております。

こどもの王国保育園は企業主導型保育施設ですので、お住まいの自治体に関係なく、どちらにお住いの方でもご入園いただけます。企業主導型保育施設については、本ホームページ内の「入園の案内」に詳細がございますので、ぜひご覧ください。

8つの大切

私たちの保育/教育活動の根幹は、決して派手ではありません。

しかし、子どもの育みにとって本当に大切なことは、子ども1人1人への地道で丁寧な関わり方にあると考えています。

1. "話し合う" ことを大切にします。

グローバル化が進み、価値観がますます多様化していく現代社会では、お互いの意見を「違い」として受け入れる心が大切になります。また少子化に伴い、兄弟姉妹がいる子どもたちが減少しています。私たちは異年齢保育の中で、世代を超えて「話し合う」時間を大切にしています。
保育活動の中では、答えのない問いについて対話をする「哲学対話」の時間を設けており、自分の意見を言葉にすることと相手の意見を受け入れる心の育成を行っております。

2. "探求する心" を大切にします。

「なんでだろう?」「どうしてだろう?」と思うことは、子どもたちの好奇心と冒険心、そして学びの意欲の始まりです。物事の本質をとらえようとするその力こそが、子どもたちの本当の学習意欲を育てます。私たちは子どもの「なぜ?」を大切にしています。
こどもの王国保育園では、状況の許す限り、子どもたちが「やり込む」時間を保証することを常に大切にしています。

3. "体験から学ぶ" ことを大切にします。

自分で考え、失敗も含めて色々な体験をし、自分で答えを導き出そうとするプロセスこそが何より大切であると私たちは考えます。こどもの王国保育園では、大人が簡単に答えを与えることはせず、子ども自らが体験をする時間を大切にしています。
失敗や対立、葛藤こそが最高の学びの時間です。私たちはそのような時間を、大人だけの都合で解消してしまうようなことはしません。

4. "挑戦すること"を大切にします。

日本の教育の一番の課題の1つが、子どもたち自身が「挑戦しようとしない」ことであると言われています。現代の世界を見渡して考えれば、これは由々しき事態であると言えます。
こどもの王国保育園は小規模園ですので、まるで大家族のような保育園です。子どもたちはお互いに全員を認識し、ともに助け合い、スタッフは全員のことを把握することができます。だからこそ、子どもの「やりたい!挑戦したい!」を最大限に尊重することができます。

5. "自分でできる" を大切にします。

何かを自分の力で成し遂げることは、自尊心と自己肯定感を大きく成長させます。子どもが自ら助けを求めてきたときは、私たちはサポートをします。しかし、子ども自身が「自分でできる」こと、そして「やりたい!」と思っていることに関しては、最大限に子どものやる気を尊重します。

6. "自分で決める" を大切にします。

小さい子どもでも、それぞれに意思があります。私たちは子ども自身が「どうしたいのか」を丁寧に聞きながら、その気持ちを最大限に尊重します。そして、自ら選んだ行動に対して子ども自身が責任を持てるようになるところまでを意識して、子どもたちに接しています。
その日の活動やお散歩の行き先なども、子どもたちで話し合って「自分たちで決める」こともあります。

7. "感情を味わう" を大切にします。

自分の考えを持ち、また他人の気持ちを理解するためには、まずは自分の気持ちに素直に向き合えるようになることが大切です。ネガティブな感情は、決して悪いことではありません。大人はつい「痛くない!」「大丈夫!」などと口にしてしまいますが、ネガティブな状況を無理矢理押し殺してしまうような言葉がけは、不適切であると言われています。私たちはまずその感情を受け止め、共感し、言語化することを大切にしています。

8. "子どもは一人の人間である" ことを大切にします。

子どもは、まだこの世に産まれて生きている期間が短いというだけで、無知で無力な存在などではありません。無限の可能性を秘めた一人の「人」として、また一人の人格ある存在として、私たちは敬意を持って子どもたちに接しています。

3つの特長

凄まじいスピードで変化し続けるこれからの世界を子どもたちが笑顔で生きていくために、

特に大切になるであろう3つのポイントを私たちの保育の特長として掲げています。
8つの大切と3つの特長を軸に、私たちは様々なカリキュラムを実践し、子どもたちにたくさんの刺激を届けています。

多言語・多文化・多世代交流を通して、コミュニケーション能力を育みます

私たち人間は社会の中で生きています。他者との違いを認め、相手を尊重し、思いやりをもって生きていくことが大切です。グローバル化がますます進む現代社会では、小さな頃から様々な人種や文化、言語の人たちと触れ合うことが求められています。

こどもの王国保育園には、様々な言語を母国語とする先生が在籍しており、質の高い英語のアクティビティもたくさん行っております。現在はデンマーク人やエチオピア人、モンゴル人、南アフリカ人の先生も在籍しています。日本語にはない音に親しみ、様々な文化に触れ合うことで、多様化の時代を生き抜く力を身につけます。

また、私たちは園として町会の一員となり、積極的に地域行事にも参加しています。様々な年齢の方々や地域の伝統文化との触れ合いを大切にし、茶道や武道などの体験活動も行っています。

科学実験やロボットを活用したICT教育で、情報社会を生き抜く力とワクワクの心を育みます

こどもの王国保育園では、北原達正先生(子どもの理科離れをなくす会代表、NPO法人RoboCup日本委員会運営委員、島根県産業人材育成・確保事業アドバイザー。京都大学総合人間学部講師・文部科学省21世紀プラン大津市子ども科学教室推進委員会委員長などを歴任。)並びに萩本和也先生(大阪大学大学院生命機能研究科・博士後期課程、オフィスハギモト代表)の監修/指導のもと、年齢や発達段階に応じた様々な科学実験やプログラミングに繋がる体験活動を行っています。

子どもの「なぜ?どうして?」の気持ちを大切にし、探求心を育んでいきます。これからの社会では、自分の頭で考えて判断をする思考力や、プログラミング能力及びコンピューターを的確に活用する能力が求められます。こどもの王国保育園では、そのための素地を育んでいきます。

農業や里山での体験を通じて、自然を受容し愛する心を育みます

こどもの王国保育園は千葉県富津市に、約2.5ヘクタールに及ぶ「こどもの王国ファーム」を所有しています。田んぼや畑はすべて無農薬で栽培しており、ファームで採れたお米やお野菜は保育園での給食の食材として提供しています。

私たちは、土と緑と太陽に根ざした自然教育に力を入れています。春の田植えや秋の稲刈り、夏のホタル観賞会、さらには4歳児以上の希望者には「お泊り保育」を行ったりと、自然と親しむ楽しい活動がいっぱいです。

人が生きていく上でなくてはならない自然に小さいころから親しみ、そして食に対する感謝の心を育みながら、限りある資源を大切にできるこどもを育てていきます。